http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20020421CCCI088020.html4月21日日経ネットより引用

社会

 
川崎安楽死事件、病院幹部が組織ぐるみの隠ぺい認める
会見でうつむく川崎協同病院の堀内静夫院長(20日午後、川崎市役所)
 川崎協同病院(川崎市川崎区)で女性医師が1998年、意識不明の男性患者に筋弛緩(しかん)剤を投与し、死亡させた事件で、病院側は20日の記者会見で「当時の院長らが事実を把握しながら、適切な措置を取らなかった」と述べ、組織ぐるみで隠ぺいを図ったことを認めた。神奈川県警捜査一課と川崎臨港署は同日、現在の院長らから任意で事情聴取した。

 病院側によると、女性医師は98年11月、気管支ぜんそくによる発作による心肺停止状態で入院した50代の男性患者の気道を確保するチューブを外し、鎮静剤を注射した後、筋弛緩(しかん)剤を投与した。弛緩剤の投与量は、死に至らしめるのに十分な量だった。

 その後、当時の院長や副院長ら病院の幹部数人が非公式に会議を開き、対応について話し合ったが、院長は女性医師に口頭で厳重注意しただけで、具体的な対応や処分、発表などは一切行わなかったという。

  http://www.nikkei.co.jp5月5日日経ネットより引用

社会

 
「筋弛緩剤、静脈注射で投与」・安楽死事件
 川崎協同病院(川崎市)の女性医師が意識不明の男性患者に筋弛緩(しかん)剤を投与し、死亡させた「安楽死」事件で、カルテに「点滴」と記載されていた筋弛緩剤の投与法が、看護記録と診療報酬明細書(レセプト)には「静脈注射」と表記されていたことが4日、神奈川県警捜査一課の調べなどで分かった。同課は表記の食い違いについて当時の看護婦らから事情を聴くなど慎重に調べている。

 病院側はこれまで筋弛緩剤の使用は認めていたものの、「投与」や「使用」という表現を使い、具体的な投与方法については詳しく言及していなかった。捜査一課は、主治医が筋弛緩剤を注射器で患者の静脈に投与したとすれば、患者の死亡を意図して積極的に投与した疑いが強まるとみており、裏付け捜査を進めている。

 調べによると、公害病認定を受けていた男性患者が死亡した1998年11月16日のカルテには、筋弛緩剤の「ミオブロック点滴」と記載。一方、看護記録と明細書には、それぞれ「静脈注射」と記載されていた。