金峰山

金峰山(665M)ではヒヨドリが人の手から餌をとります

金峰山登山写真集
 

大津山 忠義 透析暦8年 53歳  

 
 
平成14年3月17日(日)はれ。 夫婦で金峰山に登りました。市内の桜は程よく咲きはじめていましたが標高が高くなるに3分咲き2分咲きと変わってゆきます。握り飯と漬物と氷の沢山入った水筒を持って我が家(熊本市春日)を9:10に出発しました。この前登ったのは平成11年3月17日でしたからあれから丁度3年、どれくらい体力が劣っているか猿すべりを登る所要時間で計りたいと思っての挑戦でした。たしか前回は途中で2〜3回ほど休んでやっと登りきった記憶があり40分程だったと思います。
 我が家から井芹川の戸坂橋を渡り、島崎の墓地公園の上を通り、途中白木蓮の花を見たり「放牛の石佛(地蔵と違います)」を見ながら「金峰山青少年自然の家」の上を通り10:50に猿すべりの登り口に到着しました。
「これからが勝負」と気持ちを引き立て猿すべりをぼちぼちと登り始めました。途中行き交う人や追い越してゆかれる人と「こんにちは」と挨拶を交わし息を切らしながら登りました。鳥のさえずりも聞こえます。ホトトギスが「ホ−ホケキョ」でなく「−・・・・」(字に書けません)と鳴いて励ましてくれます。
今回は3年前に比べ途中も休憩せずに登ることが出来ました。猿すべりの所要時間も36分で前回より短縮されたようで11:30に頂上に到着しました。別に若返った訳でもないのにと思い、帰ってから調べてみると3年前のDWは51.0sで、今は53.3sで2.3kgもDWが多かったのでした。心臓に対する負担や血圧等を考慮してDWは決められるかと思いますがDWの違いだけでなくその日のコンディションなどでこんなにも違いがあるものかと改めて感じたものでした。
 金峰山の山頂では茶店で缶ビールを買い茶店前のベンチで膨らみ始めた桜のつぼみを見ながらのどを潤しました。そのビールのおいしさは息をせき切って登った人にだけ判るおいしさではないでしょうか。そのときでした、目の前の桜の木の枝に大きな鳥が止まりました。ヒヨドリです。私たちから2メートルほどしか離れていません。持参していたデジカメを向けるとポーズをとるように枝に止まったまま右を見たりしばらくして左を見たりします。デジカメのシャッターを押しても別に驚く様子もありません。「金峰山頂上の菊池武重を祀る権現神社の境内には人の手からピーナツをもらう野生のヤマガラがいて人気をよんでいる。山頂茶店の岩野芳子さんが根気よく馴らされたもので、昭和52年(1977)から1年半ばかりかけてやっと人手から直接ピーナツを啄(ツイバ)むようになったとのことである。(河内町史)」と記してあります。
 今ではヒヨドリもヤマガラの行動を見て人の手から餌をとるようになったのかもしれないと思い持参していた握り飯の数粒を(ピーナツは持ち合わせがありませんでした)家内の指先につけてやり家内がその手を前に差し出すとヒヨドリが桜の枝から米粒のついた手の前に飛んできて指先の米粒を啄みました。これを2,3回繰り返すと後は元の桜の枝に戻り米粒の付いた指先に関心を示しません。おなかいっぱいになったのかなと思い「それでは今度はデザートですよ」とみかんのひとふさを薄皮をむいてベンチの前のコンクリートの上に置いてやるとすぐに飛んできてこれを口ばしでつつき3口ほどで飲み込んでしまいました。そうして肥後米のおいしさとみかんのデザートに満足したのかどこかに飛んでゆきました。しばらくしてヤマガラが一羽飛んできましたがピーナツがなかったからでしょうかすぐに飛び去ってゆきました。
 野鳥をこんなに近くに見て、人の手から直接餌をとるなど初めての経験でした。2時間半ほどかかり登ってきたきつさが一度に吹き飛び、何かすがすがしさを感じたものでした。下山はヒヨドリの話をしながら足取りも軽く丁度2時間で我が家に帰り着きました。
 いつまで体力が続くかわかりませんが山、鳥、花---自然とかかわって楽しんでいきたいとつくずく感じた一日でした。(以上)